イリュージョニスト

ジェイコムのVODで、28日まで無料放送されてるこの映画。 何となく気になって見始めたら、 雰囲気といい、音楽といい、主人公の老人の名前(タチシェフ)や佇まいといい、まるでジャック・タチの映画みたい!と思ったら、オリジナル脚本が本当にジャック・タチだった。

タチが娘の為に書いた幻の脚本を、アニメーション化したものらしい。

途中「ぼくの伯父さん」の1シーンと主人公が鉢合わせするお洒落なシーンもあり、監督(シルヴァン・ショメ)のタチへのオマージュが感じられて、ファンとしてはとても嬉しかった。

タチの映画を観ていていつも感じる、周りに翻弄されながらもなすがまま自由に流され、反感することなく気ままに優しく生きる主人公は、ここでも健在。

ラストがホント優しくて優しくて涙してしまった。また一つ私の名画が増えた。

0コメント

  • 1000 / 1000

いなぞふ

粋で鯔背なおばあちゃんを目指しております。
偶に毒を吐きますが許して下され。
趣味は写真撮影。たまちゃんのお父さんくらい病的に写真を撮ります。