LA LA LAND
昨晩、全く期待せずに観た『ラ・ラ・ランド』が、予想外に良かったという報告です。(笑)
酷評もありますが、私はとてもいい映画だと思いました。
往年のハリウッド映画を彷彿とさせる映像美と場面展開。
随所に散りばめられた名画や音楽へのオマージュ。
監督の映画愛に溢れる作品でした。
因みに、今更ですがこの監督『セッション』の監督だったのですね。
あの鬼教官も出演していました。(笑)
ということで、今のところハズレ無しです。
ーーーここからはややネタバレーーー
個人的には、主人公の弾くピアノの曲が背景となって展開していくストーリーや、ラストシーンに感じられるほろ苦さは、あの名画『カサブランカ』と重なりました。主人公の台詞や住んでいるアパートの部屋にもその片鱗が窺えます。
他にも『理由なき反抗』の1シーンや舞台となったグリフィス天文台が出てきたり、冒頭の交通渋滞シーンはフェデリコ・フェリーニの『8 1/2』やジャック・タチの映画が脳裏をよぎりました。
観る人によって、特に昔の映画好きの方には様々な映画やその1シーンが思いだされたのではないでしょうか?
一つ残念だったところをあげるとすれば、主人公ミアが別のパートナーと結婚していたこと。ミアはそんな人間じゃないと思ったのですが、、、。(笑)
でもこの裏切りがいい意味でラストシーンに花を添えていることも確かです。
そういえば、『81/2』の台詞に「人生は祭りだ。共に生きよう。」というものがありました。この映画にもピッタリの言葉だと思います。
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