続・三岸さん
昨日はえらい目に遭いました。あんなに頑張って書いた(?)文章が消えてしまうなんて...。今期五本の指に入る程の衝撃と落胆でした。
それでは気を取り直して、昨日の続きを…。
それでは気を取り直して、昨日の続きを…。
『飛ぶ蝶』
晩年の代表作です。想像上の蝶や蛾を自作の金属の額縁で囲っています。
三岸好太郎は絵の他にも散文詩の作品も残しています。機会があれば是非読んでみたいのですが、その中にこんな一節があるらしい。
「窓カラヒラヒラト飛ンデキタ蝶ハ/呼吸シナイ白イ壁ニ足ヲトメタ/蝶ノ冬眠ガ始マル/而シ押エラレタピンヲハネノケテ再ビ飛ビ出ス事ハ自由ダ」
右上の一羽はピンから外れ重い額縁の外に飛び出す勢い。型にとらわれずその時その瞬間で自由に作風を変えていった好太郎本人とどこか重なります。
約30分程ガイドさんに連れられ作品観賞。ガイド終了後も暫く館内をうろちょろして約1時間半程のんびりと入り浸ってしまいました。
金属を曲げた手摺り、大きなガラスばりの窓、高い吹き抜け。好太郎本人がデザインしたアトリエのイメージを取り入れたといわれる館内はとても居心地の良い空間でした。季節季節で違うテーマの作品を展示している様なので、また時間がある時に行きたいなと思います。
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